寧波でofoを使ってみた。
今、中国でシェアサイクルと言えばモバイク(テンセント系)かofo(アリババ系)の2社。
こちらがofoの自転車。黄色が目印。
暇ができたのでofoに登録し、使ってみた。
1.便利で安い
30分=3元(50円)と非常に安いので、駅から目的地までのちょっとした移動でも躊躇せずに使える。
下の画像、近くにある自転車がサッカーボールで表示されている。(W杯中だからか?)
見て分かるように、至る所に自転車が置いてあるので、「自転車が見つからない」という事はない。
2.乗り心地
タイヤが小さく、折り畳み自転車に乗ってるようだった。ギアチェンジはできない。
消耗品であるし、その後の大量廃棄を考えればこのクオリティで売り出せるのは充分に凄いと思う。
椅子の高さは簡単に調整可能で、大人から子供まで利用できる。
長距離の移動には向かないが、短距離の移動であれば全く問題なかった。何より、どこからでも自転車に乗れるというメリットが大きすぎる。
パンクしてる自転車がないことに気づき、タイヤをよく見てみると空気孔がなかった。
パンクレスタイヤを使用していた。当たり前か、と思いつつパンクレスタイヤについて何も知らないので調べてみた。
簡単にまとめると、タイヤ内部に空気が入っていないタイヤのことで、内部素材にはウレタンなどを使う。初めて知った。空気が入ってないのだから、パンクのしようがない。
3.登録及び利用方法
まず、ofoの専用アプリをダウンロード。
https://itunes.apple.com/jp/app/ofo-smart-bike-sharing/id1190831637?mt=8
メアド、電話番号、クレカ情報が必要。
デポジットとして3500円程をチャージすると利用可能となる。
アプリ内のカメラボタンから自転車に添付されているQRコードをスキャン。10秒ほど待つとロックが自動で外れる。
利用を終了する時は、ロックをかけるだけ。利用時間に応じた金額がデポジットから自動で引かれる。利用時間・料金はアプリから確認できる。
アプリダウンロードから実際に利用するまで、10分ほどしかかからなかった。
初回のみ無料。
4.大量生産・大量廃棄
非常に便利ではあるが、粗雑な乗り捨て行為で街中に自転車が溢れかえっているのも現状。
便利なので日本でも普及が進めば良いと思うが、街に廃棄自転車が溢れかえっている光景は見たくない。中国だからこそできることで、品質重視の日本マインドには少し合わない仕組みなのかなと思った。
ofoは今年の3月から和歌山市でサービスを開始している。今後このサービスがどの程度普及するのか、気になる。